|
|
||||||||||||||||||||||
![]() 『大腸内視鏡は痛い』そのような話をよく聞きます。大腸ガンが増えつつある現在、一人でも多くの人に検査を受けていただきたい。そう思って無痛内視鏡検査を開発しました。千葉西総合病院で水浸法の無痛大腸内視鏡の検査後アンケートで「かなり痛い」と「非常にいたい」はあわせて20人に1人しかいませんでした。 |
今までの無痛法は、麻酔を使って寝かせる方法でした。麻酔を使って寝かせると押しても痛がらないため強く押しすぎて穿孔事故を起こす可能性がありますし、麻酔の量が増えると麻酔事故の可能性があります。そこで無麻酔でも痛くない方法の開発が急務でした。 |
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
1.スコープが濡れていると乾いているときより滑りが良く、(摩擦)は半分です。 腸はふくらみすぎたり、引き伸ばされたり、ねじれたりするときに痛みますが、水浸法ではふくらませず、引き伸ばさず、ねじらないので
痛くないのです。 |
|
||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||
大腸内視鏡の挿入時間は、痛みのなさや深部到達率とともに内視鏡技術の一つの目安として使われます。2012年に私が行った大腸内視鏡の挿入時間に関する統計です。
|
![]() 水浸法の挿入時間です。ほとんど10分以内で、ばらつきが少ないのが特徴です。なぜ水浸法がばらつきが少ないかというと初めから丁寧に短縮し、ややこしいループを作らないからです。だから難しい人も痛くなく挿入できるのです。 |