大腸ガンの予防
大腸内視鏡の実例

 大腸癌は毎年増えています。日本人の癌の中では男性2位、女性1位です。今後食生活が豊かになっていくと人類の最大の敵になるでしょう。私の父は22年前に大腸進行癌で手術し、その後、転移性肝癌で肝臓も半分とりましたが2012年12月、まだ健在で88歳の米寿になりました。大腸癌はあらゆる癌の中でもっとも助かりやすいのにもっとも死亡者が多いのは、皆検査を受けないからです。大腸癌は検査を定期的に受けている人は絶対死なないといえます。

 スコープに無理に力を入れなくても水の中では滑りがよくてするすると入っていく様子が分かると思います。麻酔を使わなくても全く苦痛がありません。全然怖くないので検査を受けることをお勧めます。

ポリープ切除(ポリペクトミー)
コロンモデル
 

 ポリープ切除の動画です。皮膚にできたポリープなら麻酔をかけないと取るときに痛みがありますが、大腸は感覚がありません。知らない間にポリープを取ることができます。小さいうちにポリープを取っておけば癌になりません。癌も小さければ内視鏡でとれますし、大きければ手術でとれます。もっと大きいと命が危なくなります。転ばぬ先の杖で早め早めの用心が大切です。